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夏と花火と私の死体のちょこかん
夏と花火と私の死体、優子の二作の短編集。

凄いタイトルです。

「夏」と「花火」と「私の死体」ですから。

夏も花火も死体もまるで同系列。

なんか感情のない観察者の記述みたい。

でも読んでみると、

あぁタイトル通りだなと思います。

死んでしまった私の一人称で書かれているのですが

非常に冷静です。

めっちゃ淡々としてます。

でも、死体なのに恥ずかしいとかいう心理描写が・・・。

こういうとこにうまさを感じます。

案外死んでしまったら

こんな風に感じるのかもしれませんし(笑)。

語り口に引き込まれて

何にも考えずにさーっと読み進めてたら

最後の展開にびっくりしました。

面白いっす。

夏と花火と私の死体(←購入してみるのも?)

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